garudajkt’s diary

ジャカルタでアンティークコイン収集

2017年上半期 コイン収集を総括する

早いもので2017年も半分が過ぎようとしている。今週末から、インドネシアはレバラン(断食明けの大祭)休暇に突入するので、しばらくの間、コイン収集も休みに入る。そこでこれを機に今年上半期のコイン収集成果を総括してみようと思う。

 

この半年で購入したコインの枚数⇒60枚

購入したコインの国別内訳 

 オランダ 26枚

    オランダ領東インド 26枚

    インドネシア 2枚

    香港 2枚

    中国 3枚

    サラワク王国 1枚

購入に費やしたトータル費用 763万ルピア(約66千円)

 

今年に入ってから「オランダ領東インド」のコインの収集を本格的に開始したが、早くも26枚も入手していたことに改めて驚いた。

 

月平均で約1万1千円をコイン購入に費やしている計算になる。一応コイン収集に使える年間予算は1500万ルピア(約13万円)に設定してあるので今のところほぼ予算の範囲内に収まっている。下半期もこのペースでコイン収集を続けていきたい。

 

購入したコインは全部で60枚。1枚平均にすると約1100円。1枚100円以下の極小銀貨を買ったりしたので、一枚当たりの単価は低くなっている。

 

私も、明日から7月2日までの長期休暇に入る。家族と田舎に帰省するので、次回の更新は休み明けの3日以降となる予定だ。

ミントマーク「S」のコイン入手

オランダ領東インドの「4分の1グルデン銀貨」。4月21日に紹介したのは、ミントマーク「P(フィラデルフィア)」のもの。今回ミントマーク「S(サンフランシスコ)」を入手した。年号は1941年銘と1945年銘で違うが、とりあえず2つのミントマークのコインが揃った。

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ところが、文献によると、このコインにはもうひとつミントマークなしのものが発行されているらしい。ちなみにミントマークなしはデンバーで鋳造されたものだそうだ。うーん、コイン収集は奥が深い。

100円しない銀貨

オランダ領東インドの「10分の1グルデン銀貨1941年銘」を1万ルピア(約87円)で購入した。直径15ミリ、重量1.2グラム。銀品位72%の極小コインである。

 

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今回入手したコインはミントマークが「S」、つまりサンフランシスコで鋳造された銀貨である。1941年銘のこの銀貨には、ミントマークが「P(フィラデルフィア」も存在するが、こちらはまだ入手できていない。いずれにせよ、Made in USAの銀貨である。

 

極小コインとはいえ、ある程度状態の良い銀貨を100円を切った値段で購入できるのは、ここジャカルタのよいところでもある。

銅貨の良さを再認識

オランダ領東インドの「2.5セント銅貨」を入手した。

 

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1856年から1913年までに発行(1914年以降はデザインも変わり、青銅貨になった)された銅貨で、1857年銘を3万ルピア(約270円)で、1907年銘を6万ルピア(約540円)で購入した。手元にある「近代世界コインのカタログ」によると、美品が1200円 極美品が2300円なので、安く購入できたのではないかと思う。

 

 今まで銀貨を中心に収集してきたが、改めて銅貨の良さに気づかされた。1857年銘のほうは、トーンで黒みがかっているが、それがかえって重厚さを醸し出している。

 

購入したのは、聖地パサールバルにある店舗型コイン商。露天商と違い、1枚1枚のコインをきちんと紙のコインホルダーに保管して販売していた。このお店も今後お世話になることが増えそうである。

サラワク王国のコイン

 サラワク王国は、ボルネオ島北部(現在のマレーシアサラワク州とブルネイ)に100年間存在した白人王国。英国人探検家ジェームス・ブルックが1841年に建国し、その子孫が三代に渡り統治した。

 

 1841~1868年 ジェームス・ブルック(初代)

 1868~1917年 チャールズ・ブルック(二代)

 1917~1946年 ヴァイナー・ブルック(三代)

 

 しかし、太平洋戦争が始まるとサラワク王国は日本軍に占領される。ヴァイナー・ブルックはオーストラリアに亡命し、サラワク王国は日本の軍政下に置かれることになる。日本の敗戦後、ヴァイナーは王位を辞退し、三代続いた王国は消滅した。

 

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 この王国のコインは全部で17種類発行されているが、今回入手したのは、ヴァイナー・ブルックが描かれた10セント銅・ニッケル貨(1934年銘)。この王国のコインも気長に集めていきたい。

 

 

ウィレム2世 2.5グルデン銀貨

ウィレム2世の2.5グルンデン銀貨を入手した。

 

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ウィレム2世は1840年にオランダ王国の2代目の王に即位したが、1849年に死去し、その位を息子のウィレム3世に譲っているので、在位期間は短い。2.5グルデン銀貨も1841年銘から1849年銘までの9年号しか発行されていない。

 

今回入手したのは、1848年銘。19世紀半ばの、しかも通常貨であるので、状態が良いのになかなかお目にかかれなかったが、今回入手したものは状態も悪くない。それにしても首の長い王様である。

アクセスして下さった方に感謝

今年の4月10日に開設したこのブログ、ジャカルタというマイナーな都市で入手した、そんなに希少価値があるわけでもないアンティークコインを紹介するというブログなので、アクセスして下さる人はそういないだろうと考えていた。どちらかというと、自分の収集成果を記録として残しておきたいという要素が強かった。

 

ところが、「アクセス解析」を見たら、昨日までに1200名を超える方からのアクセスがあった。感謝・感激である。それだけ「アンティークコイン」というものに関心が集まっているのだろう。年に1・2回しか日本に一時帰国しないので、日本の「アンティークコイン」市場の盛り上がりを直接は知らないが、ネットから得た情報やこの2~3年でアンティークコイン投資本が相次いで発刊されたのを見ると、「アンティークコイン」収集がかなり人々の間に周知されてきたのだろうと思う。

 

今のところ、私は日本に本帰国する予定はない。ここジャカルタで細々とコイン収集を続けていくつもりだ。

ただ、少し収集範囲を拡大させようと考えている。ジャカルタだけで収集していると、収集品がオランダやオランダ領東インドのコインに偏ってしまう。バンドンやスラバヤ、バリ島などの地方都市に足を延ばしたり、年に数回訪れるシンガポールやタイなどの近隣諸国でも「コイン商」巡りをしてみようと考えている。