garudajkt’s diary

ジャカルタでアンティークコイン収集

ミントマークに注目する

オランダ領東インド「4分の1グルデン銀貨」(1941年)を入手した。

 

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家に帰って、コインをよく観察してみると、ミントマークが「P」であることが判明。オランダのコインなのに何故アメリカのフィラデルフィア(P)で造幣されたのか・・・? 歴史をひも解いてその背景がわかってきた。

 

 193991日、ドイツのポーランド侵攻によって「第二次世界大戦」が勃発。翌40年5月15日、ナチスドイツの侵攻でオランダは降伏し、以後ドイツの占領下に置かれた。オランダ王室などはイギリスに亡命し、そこで亡命政府を創設する。

 

 一方、オランダ本国が降伏した後も、オランダ東インドはオランダ亡命政府が管理を続ける。しかし、今までコインを造幣してきた本国のユトレヒトはナチスドイツに占領されてしまっている。そこでやむを得ず、アメリカに依頼してコインの発行を続けたのだろう。

 

 文献によれば、オランダ領東インド「4分の1グルデン銀貨」(1941年)には、上記「P」のミントマークが刻印されたもの以外にも、「S」(サンフランシスコ)のミントマークが刻印されたものもあるらしい。根気よくミントマーク「S」のコインも探してみようかな。