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garudajkt’s diary

ジャカルタでアンティークコイン収集

銀に思いをはせる

オランダの2.5グルデン銀貨は直径38ミリ、重量25グラム。銀品位が94.5%の堂々たる大型銀貨だ。1918年以降発行分から品位が72%に落ちたが、それでも重量が25グラムあるから、25×0.72=18、つまり18グラムの銀を含む。銀地金が現在1グラム=70円ぐらいなので、地金の価値だけでも1260円の価値がある。

 

オランダといえば、日本が鎖国中も長崎の出島を通して交易のあった国だ。オランダは欧米諸国の中で、唯一日本との交易を許され、利益を独占した。この交易で、日本からは銀が大量に輸出された。世界遺産に登録されている石見銀山は、その中心となって世界に銀を供給した。当時流通していた世界の銀の3分の1を日本が供給していたそうだ。

 

今自分の手元にあるオランダグルデン銀貨で使用されている銀が、石見銀山で産出されたものである可能性は高いと思っている。銀貨を眺めながら、そんな他愛のないことに思いをはせ、グラスに注いだ酒を飲むのが、仕事を終えたあとの、至福の時間である。

 

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